column 買取ビジネスの仕組みとは?買取ビジネスは本当に儲かるの?
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最終更新日:2024年11月4日
買取ビジネスにおける最大の魅力は、7坪程度の店舗でも経営が可能なこと、そしてオーナー1人でも経営が可能なことです。
そこで今回は、買取ビジネスの仕組みや買取ビジネスは本当に儲かるのかといった疑問についてお答えします。
買取ビジネスの仕組み
買取ビジネスとは、「お客様から買い取った品物を、買い取った金額よりも高く売って儲けを出す」という仕組みのビジネスです。
流れは単純ですが、買取金額に不満があればお客様は品物を売ってくれませんし、買い取った金額よりも高く売れなければ損を出してしまいます。
お客様に満足していただける値段で買取を行い、買取価格よりも高く売れる卸先を確保することでこのビジネスは成立します。
リユースの需要
弊社の買取店WAKABAに加盟されたオーナーから「自分の想像以上に需要があって驚いた」という感想を多くいただきます。
一般的に見たリユース需要と、実際の需要とでは乖離があることがこの感想から分かります。
リユースマーケットは年々拡大しており、2025年には3.5兆円規模になるという予測となっています。
規模感の目安として、理美容市場が2.1兆円、食品宅配市場が2.2兆円です。
理美容店は日本全国で25万店舗以上とされていますから、これと同等の市場規模というのは馴染みのない方としては驚かれると思います。
ただ、現実としてリユース市場は成長を続け、いわゆるニッチなカテゴリから抜けたものとなり、理美容市場に劣らない需要(ニーズ)が発生しています。
買取ビジネスはなぜ儲かる?
市場規模を理解したところで、本題の「買取ビジネスが儲かる理由」について解説します。
運営コストが抑えられる
買取ビジネスが儲かる仕組みの1つとして、経費を抑えられるという点があげられます。
スペースが必要なビジネスを始める場合は、店舗の広さを確保する必要がある分、それなりに高い家賃を支払わなければなりません。
また、多くの人材が必要になる商売の場合は、人件費の負担も大きくなります。
しかし、買取ビジネスは7坪程度(20平米程度)あればビジネスを始めることができ、家賃や光熱費、最もウエイトの重い人件費などの経費を大幅に抑えることができます。
経費は利益と同価値のため、買取ビジネスに限らずランニングコストをコンパクトにできるビジネスというのは、成功に結びつきやすい要素と言えます。
不況に強い
正確には、不況を追い風にできる業種です。
近年の例としては、コロナ渦における経済の冷え込みに対して、WAKABAの買取店は緊急事態宣言初動月を除いて売上が上昇しました。
また、国際的な情勢の影響で物価高、円安に進んだ時期も売上が上昇しました。
これは、不況=資産現金化という行動原理からくるものです。
経済が順調に機能している期間は、消費行動と共に資産形成も活発化し、法人個人問わず有形資産の保有数が増加します。
何らかの影響で不景気に突入すると、保有している資産を現金化する傾向が強まり、買取店に持ち込むケースが増えることから、不況に強いビジネスモデルとなっています。
確実な収益モデル
記事後半で解説していますが、WAKABAでは本部や卸売業者にて査定サポートを行っており、その査定額以下の買取価格を提示することで確実な利益を生み出せます。
お買取した商品は、査定額を提示したWAKABA本部か卸売業者に売却するため、損失が発生することはまずありません。
商品をどこに売るか、どのようにして売るかという再販工数が一切発生しないため、効率のよいビジネスモデルです。
万引き被害なし
国内における年間の万引き被害額をご存知でしょうか?
あまり知られていませんが、経済産業省の発表では『約4,615億円』とされています。
1日あたり12億6千万円という驚きの数字です。
店頭に商品を陳列するということは、この万引き被害を抑えるための設備投資や工数が必要になります。
買取専門店であれば上記に書いたとおり、在庫を抱えず、陳列もせず、短期間で売却(現金化)することが可能です。
買取ビジネスはフランチャイズでの開業が有利
買取ビジネスの優位性についてご理解いただけたところで、フランチャイズ加盟での開業を推奨する理由へ進みます。
開業にかかる費用、開業までのスピード、さらには開業してからの店舗経営すべてにおいて、買取ビジネスはフランチャイズでの開業が有利と言えます。
特に、買取ビジネスは未経験、真贋鑑定経験の乏しい方や組織がゼロから参入するのであれば、フランチャイズに加盟するメリットは大きくなります。
当社のWAKABAフランチャイズを例として、個人独立とのケース比較を行いながら、そのメリットをご説明いたします。
これまでの実績や経験を活用、共有できる
ビジネスモデルを問わず、独立開業又は法人として何らかの事業へ新規参入する場合、”正確な”成功失敗事例や各種データを取得することは困難な状況です。
Webの情報は出所が不確かなものも多く、参考程度にしかならないこともしばしば。
WAKABAフランチャイズでは、これまで200店舗以上出店してきた膨大なデータをもとに、出店計画を練ります。
当然ながら、出店が危険な物件もあれば、成功要素の揃っている物件もあります。
WAKABAでは本部が直営店として出店したい。そう思える物件以外はご提案しません。
条件の揃う物件が出てこない場合は、お待ちいただくか、出店希望エリアを変更していただいています。
感覚や自分だけの知識だけで物件を決めるのは大きなリスクを伴いますので、これらの出店データはフランチャイズ独立の大きなメリットになることは間違いありません。
また、開業後の集客戦略においても同様です。
現代の集客方法は「看板・チラシ・情報誌・ホームページ・WEB広告・SNS・GoogleMap」などがあげられますが、これらを全て扱える方は少なく、勉強しながらの運用になり、時間もお金も浪費してしまいます。
地域性を考慮すると、店舗によって有効な集客戦略は異なります。
店舗オープン後の営業ノウハウはフランチャイズだからこその優位性です。
過去の実績や経験を元に、最適な集客戦略を構築可能です。
店舗内外装の考案
個人独立による内装デザインは、根拠や正解を導き出すことにかなりの時間が必要になるでしょう。
それは、買取店には飲食店やアパレルにある「〇〇系」というカテゴリが存在しないからです。
買取=高級という連想を聞くことは少なくありませんが、高級な雰囲気を演出すると初期費用もかかるうえに、敷居が高くなってしまい来店数に影響します。
内外装は、一度施工すると簡単に変更することは出来ないため、立地条件同様に重要な一手となります。
買取店は第一印象が重要であるとWAKABAは考えており、これまでの経験やお客様の声を活かして清潔感ある雰囲気を演出できるよう設計しています。
物件確定時は、本部にて内外装のレイアウトやデザインの提案も無料で行っているため、工数を取られる心配はございません。
ブランディングが確立されている
ここでのブランディングとは、認知度や信用度と捉えて下さい。
買取は、金融商品の部類と感じているお客様も少なくないため、ブランディングは非常に重要です。
お客様の感覚としては保険や不動産に近く、信用できるところに売却したいと考えられています。
全国に100店舗以上を展開するWAKABAと、独立や新規参入による独自のサービス名(屋号)とではスタート地点で既に差が生じています。
全国各店の応対品質や内外装などを統一することで、ブランディングの向上を常に行っています。
また、物件審査においても同様です。成功要素の揃っている物件が希望エリアのショッピングモール等複合商業施設だった場合、個人が審査基準を満たすことは難しいでしょう。
査定サポート
後半で詳しく解説となりますが、商品査定というのは一朝一夕で習得できるものではありません。
実質、終わりのない勉強と言っても過言ではありません。
当社の説明会でも多くの方からご質問を頂きますが、開業されたオーナーが商品査定を完璧に覚える必要はありません。
お客様が持ち込まれた商品を、数分程度お預かりし、バッグヤードにてWAKABA本部や取引のある卸売業者へテレビ電話をいただきます。
本部が責任をもって査定を行いますので、その査定額から利益を引いた金額をお客様にご提示いただければ問題ございません。
このような査定サポートは、個人独立では基本的に発生せず、自己責任のもと査定を行うことになります。
場合によってはスーパーコピーと呼ばれる偽物を、本物同等の価格で買い取ってしまうという事故も発生してしまいます。
偽物の価値はゼロ円ですので、全額損失計上となってしまいます。
このようなリスクを完全に避ける意味でも、フランチャイズ加盟による開業を推奨しています。
ロイヤリティ
フランチャイズ加盟のデメリットと感じられるロイヤリティですが、それは本部による永続的なサポートがないフランチャイズに限ったことです。
いわゆる看板貸しや、のれん分けのような形態でのロイヤリティは、正直に申し上げてコストでしかありません。
WAKABAフランチャイズでは、店舗開発・集客戦略・WEB戦略・採用支援・査定サポートといった様々なサポートをご利用いただけ、専任のスーパーバイザーによる積極的な提案や解析も行っております。
また、オーナーだけがアクセスできるwebサイトにて、他店舗の戦略結果、最新のノウハウ、コピー品情報、買取強化情報など店舗運営にまつわる情報を網羅的に共有しています。
「いつでも相談に乗ります!」というスタンスは聞こえはいいものの、現場オーナーは望んでおらず、実際の声としては「パートナーとして役割を果たしてほしい」といったものです。
役割を果たす。とは、ロイヤリティに見合う働きと認識しています。
当社のフランチャイズは毎月27.5万円(税込)を頂戴していますが、同等の人件費よりも、ご満足いただける内容を日々提供している自信がございます。
スーパーバイザーの存在
スーパーバイザー(通常はSV エスブイと呼称します)は、店舗を成功させるための裏方のようなイメージです。
経営から運営に関することまで幅広く相談可能な頼れる存在です。
個人独立の場合、店舗オープン前後は不明なことや不安なことが多々発生しますが、フランチャイズの場合スーパーバイザーに相談することで全ての問題を解決可能です。
WAKABAのスーパーバイザーは現場を5年以上経験しているベテランで構成されていますが、それだけでなく、店舗開発に関わる全てのメンバーも同様の経験を積んでいます。
多くのフランチャイズ本部の店舗開発は、現場経験が無いか浅いことがほとんどです。
立地戦略からオープン後の集客戦略までを、総合的に現場視点を持って取り組める本部は筆者の知る限り非常に稀なケースです。
フランチャイズに加盟するメリットは大きく分けて2つ。
1.フランチャイズ本部が有するデータを全て活用できること
2.スーパーバイザーや査定サポートといった運営補佐があること
ビジネスにおいて、データからでしか得られないものは多く、成功にしろ失敗にしろ、データ収集に予算や時間を使うことがほとんどです。
憶測や聞いた話ではなく、実績値としてのデータは店舗の成功確率を大きく上昇させます。
買取ビジネスはフランチャイズ選びが成功の鍵
買取フランチャイズの優位性は上記のとおりですが、当然ながらフランチャイズの加盟先が肝心です。
買取業界においてフランチャイズは複数展開されていますが、どのフランチャイズに加盟するかによって、成功確率は大きく変動します。
加盟するフランチャイズによって、仕組みも店舗経営のノウハウも異なるためです。
当社のWAKABAフランチャイズを推奨する訳ではなく、あくまでもフラットな目線で解説します。
シミュレーション値の信憑性
買取ビジネスのフランチャイズ選びで重要なことは「理想と現実の乖離」を確認しておくことです。
買取に限らず、フランチャイズの説明会に参加すると、実際の収益モデルや収益シミュレーションの説明を受けることが多いはずです。
例えば、〇坪の店舗で1日の来店者数が〇名、1ヶ月の平均売上額が〇円の場合、オーナーの年収は〇円といったシミュレーションです。
そのシミュレーションはどの企業、どのフランチャイズであっても「想定値」として算出されていますが、何を基に設計されたのか、根拠はどこにあるのか。これを明確にしなければなりません。
あくまでも想定値と書かれているため、本部に責任は発生しないうえ、現実的な数値かどうかを判断する素材を加盟候補者は持ち合わせていないため、可能な限り質疑応答を行いその根拠を確認する必要があります。
WAKABAでは、実際の空き物件(出店可能と判断した物件)にてオープンした場合のシミュレーションをその都度作成し、ご覧いただいております。
これまでの出店計画や、オープン後の売上推移など様々な根拠から作成したシミュレーションです。
どのような質問であっても嘘偽りなく自信を持ってお答えすることができます。
既存オーナーへの相談や質問
最も確実な情報取集は、既存の加盟オーナーと会い、直接現場に触れることです。
オープン前の不安、オープン後の日々、現在の状況、収入面や本部への不満など、モラルの範囲内で質問することでよりリアルな情報を手にすることができます。
初対面の方に色々と質問することは難しいことですので、本部に依頼してオーナーとの場を設けていただくと良いと思います。
説明会は「いいことばかり言っている」と感じる方がいらっしゃるのが実際の現状と理解していますので、希望さえあればお会いいただいています。
最後に
買取ビジネスの仕組みやなぜ儲かるのか、フランチャイズ開業が有利な理由について解説させていただきました。
買取ビジネスは儲かる仕組みが分かりやすく、オーナー1人でも小さな店舗からスタートすることができるビジネスです。
フランチャイズに加盟する場合は、成功の根拠が整っているフランチャイズ本部を選ぶことが成功の鍵になってきます。
買取ビジネスにチャレンジしたい、もっと詳しく知りたいという方は、ぜひお気軽にWAKABAのフランチャイズ説明会にお越しください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
追記:リユース(買取)ビジネス、WAKABAのフランチャイズモデルについてアニメーションを制作いたしました。お時間のある時にご視聴いただければ幸いでございます。